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 平成15年度 CB創出事業対象グループ企画紹介

「お助け孫の手バス」事業
特定非営利活動法人 地域財オークション会議 豊中

代表者名 山根 多恵 E-mail otasuke@socio.gr.jp
住所 〒560-0036 豊中市蛍池西町1-4-5「MOMO子供ハウス」

事業の概要

サービス提供者の都合ではなく、利用者のオンデマンドで地域を巡回する事業です。地域にコミュニティーバスを走らせ、自宅に行く前に携帯電話・パソコン・LANで告知し、用事があれば、そのお宅へ伺い、御用聞き・買い物代行・掃除などをおこないます。逆に返事がなければ安否確認などを行いに伺います。

事業報告書より
事業の背景と目的 

大阪のベットタウンの一つでもある豊中市は現在高齢化が進み福祉の充実が急務となっている今、行政の財源不足は深刻で、地域で自身の福祉を支えることが不可欠となっている。一方高齢者などの生活の足となるコミュニティーバスは各地で運用されているが、必ずしも経営的にうまくいっていない。これは、運行過程におけて付加価値を付ける経営がなされていないことが原因のひとつと思われる。

この「お助け孫の手バス」ではインキュベーション施設の入居者や若者インターンが協力して、このバス事業を運営する。高齢化・介護だけでなく少子化・子育てといった視点からも付加価値をつけた経営に取り組んでみたい。
事業の内容(支援期間終了時

「お助け孫の手バス」の利用会員を“孫の手会員”と“事業提携会員”の2種類にわけ、サービス提供・事業展開を行っている。

  “孫の手会員”はサービスを受ける立場の会員で、実際に、ケータイや無線、FAX、メール等のITを活用して「〜してほしい」という希望を事務局へ発信してもらい、事務局が適切なサービスをアレンジ・提供している。また、“孫の手会員”から受注した仕事の中には専門性を要する仕事もあるが、それに対応するのが“事業提携会員(お助け会員)”だ。この会員制度は専門性を要するサービスが発生したときに連絡、仕事を依託する展開の仕組み。この会員を設けたことで事業の幅が広くなり、地域のあらゆるニーズにお応えする、地域密着型コンシェルジェ(お助け)サービスを提供することにもつながっている。

事業を通じてはもちろんだが、無線などのIT技術を若者が高齢者に教えるなどの付随的な仕事が発生したことで、当初想定した年齢や環境に留まらず、さまざまな世代や環境の方に参加していただけるようになり、世代を越えた繋がりあるコミュニティが生まれてきた。

事業実施にあたっての工夫点とその効果

福岡にある介護施設への研修や東京で成功しているコミュニティーバスの調査を行ったことで、実際の現場から情報収集を行うことができた。

さらに、MOMOで毎月行われていた「サロン」や日本の先進事例を持つ講師の方を招いての「地域の財を活かす研究会」に積極的に参加することで、地域の方々や全国各地でCBを行なっている起業家から意見を頂いたり、議論したり、提携の可能性を探ることができ、抱えている問題点の解決や事業展開へのアドバイスをたくさん得る事が出来た。

事業の成果

高齢者など特定の世代だけでなく、日常のちょっとした事で困っているいろいろな世代の方々のニーズ(別紙料金表参照)に応え、問題解決を行なう事ができた。一時的な利用者も含めると、現在30人強の利用者と大小合わせ20以上の事業提携先が生まれた。

また内部としても、専属ボランティアスタッフ3人のやる気をどう継続させるか?どう新しいことを生み出し、怠慢にならない運営で求心力を高めるか?ということを常に考え動きを作るよう努力したため、4月からもこのうち2人は、継続して何らかのかかわりをもってくれることになった。フリーターが増え、雇用問題が深刻化する中、次のCBの担い手候補も作ることができたことでいえば、地域コミュニティに貢献したように思う。

事業の課題

  • 福祉有償輸送・・・地域協議会を作り、福祉有償輸送の申請と福祉車両の購入が必要。
  • 携帯を利用した受注システムの構築・・・現在プロジェクトチームを結成してシステム開発に取り組んでいる。
  • 車両ペイント・・・芸術関係に富むボランティアスタッフと協働してデザインを作成する。
今後の事業展開(課題解決の方策を含む)

この一年間起動的に動くことができたおかげで、3で述べたようなお助け孫の手バスとしてのビジネスモデルが具体化したので、今後の課題は、お助け孫の手バスを中心軸とした周辺システム・事業の確立だと考えている。

現在進行中のプロジェクト:携帯電話を利用したシステムは、現在予約ページ作りと予約システム構築を進め、どうユーザーにわかりやすいようにするかというところまで創りこんできたし、お助けバスを広めるために、保育を中心としたサービスを提供している潟Nラッシーと提携し準備を進めていた「MOMO子供ハウス」は4月から正式オープンする予定することになった。これら周辺事業を成長させるため、今後も継続的に先進事例の中に飛び込み、志が高い人との協力・競争関係を築き上げていきたい。 >
事業の進捗状況(2004年12月)
使い捨てカメラに内蔵された残量95%以上の単三アルカリ乾電池を障害者の手で仕分け、再パッケージし、リサイクル乾電池として販売している東京のNPO法人RE機構と、NPO法人豊中市障害者就労雇用センターと提携し、新たに「障害者の仕事作り」というミッションを掲げ、地域と提携して行う事になりました。先日行われた豊中市民環境展へも出展しマスコミ取材を受けるに至りました。そんな中で出会った人達から「お助け孫の手バス」を是非応援したいと言って下さる方や、お客様を紹介して頂く機会が増え、確かな手ごたえを感じています。これからの展開に是非ご注目下さい!!
 なお、リサイクル乾電池の販売は豊中インキュベーションセンターMOMO (momo@socio.gr.jp)までお問い合わせ下さい。
事業の進捗状況(2004年10月)
豊中インキュベーションセンターMOMOの入居者となり、行政関係機関との接点も増えました。また、企業との提携も進み、モトローラーの会社から無線提供もしていただきました。現在、(地域の方の自宅、孫の手バスに利用する車を含み)無線5台を設置し、ニーズ調査及び料金設定を兼ねて無線実験をしています。そして試験的に「お助け孫の手バス」の運行をスタートしました!!


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