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事業の概要
少子高齢化が進む金剛ニュータウンで、孤立しがちな子育て中の親たちが「ふらっと」立ち寄って交流・相談できるように、「地域の子育て支援ひろば」をリニューアルします。初めての人には入りづらい雰囲気だった民家(現事務所)の玄関部分を、開放的で「公共性」の高いレイアウトに改修します。また、これまでの活動の中で培ってきた地域ネットワークを生かし、庭に土を入れ、子どもたち向けのどろんこ体験や、園芸企画を展開するほか、女性たちのエンパワメントを図るため、講座企画や教室展開を積極的に進めます。 |
| 事業報告書より |
事業の背景と目的
民家をそのまま賃借して活動してきた「ふらっとスペース金剛」は、子育て中の親子がほっと落ち着き、交流できる場所としての実績を重ねてきた。一方で、外からでは子育て支援の場ということが分かりにくく、入ってみたいけど……と二の足を踏む人が多かったり、地域住民から不審がられていたり、という問題が存在することが、利用者の声からわかってきた。
民家のもつアットホームな良さを残しつつ、さらに開放的なレイアウトや前庭外構の改修によって公共性を高め、多くの人に親しみやすい雰囲気をつくることで、地域の人たちが気軽に出入りできる「ひろば」としての性格を付加する。同時に、周辺ニュータウンの住民や学生の力を活用し、他の団体との連携も強めることで、地域のネットワークづくりの機能をも果たすことを目的とする。さらに、改修後の場所を生かし子どもわくわく体験隊企画や女性のエンパワメント講座を広く展開していくことを目標にする。
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事業の内容(支援期間終了時)
- 少子高齢化が進む金剛ニュータウンで、孤立しがちな子育て中の親たちを支えるため、「地域の子育て支援ひろば」をリニューアルする。これにあたり、自治会・学校・社協・すこやかネットなど、これまでの活動の中で培ってきた地域ネットワークを生かし、また大学生やボランティアの力を借り、現ふらっとスペース金剛を、地域の誰でもつどえる場に発展させていく。
- 地域住民が「ふらっと」立ち寄って交流・相談できる「ひろば」を目指すため、初めての人には入りづらい雰囲気であった民家(現事務所)の玄関部分を、開放的で「公共性」の高いレイアウトに改修する。
- 地域の子どもたちに体験学習の場を提供するために、庭に土を入れ、どろんこ体験や、園芸企画を今後展開していく。子育て中の母をはじめとする女性たちのエンパワメントを図るため、講座企画や教室展開を積極的に進めていく。
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事業実施にあたっての工夫点とその効果
開放的なレイアウトとは? 安全と使いやすさ、機能をあわせ持ちながら、通行する人たちへの知名度をあげ、入りやすい雰囲気にするためにスタッフ会議を重ね、利用者のヒアリングや、専門家のアドバイスも活用して、限られた予算の中で最大の効果を上げることに工夫をした。その結果、玄関をガラス戸にしたり、外構部分の塀をフェンスにしたりして、中の様子が外からでも分かるようにする、ベビーカー置き場から安全に玄関に行けるルートをつくる、前庭を遊べるスペースにする、といったアイデアが生まれ、実現できた。また、庭のブロック撤去といった改修作業の一部を、スタッフや利用者自身の手ですることによって、「自分たちのひろばをつくろう」という意志が高まったという効果もあった。
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事業の成果
民家の外構部分を開放的に修繕することで、にゅーすや掲示板の広報力が高まり、新しい利用者が増加した。工事終了後の新規利用者は6名で、ほっとスペースのパスポート購入も前月と比較して3組増えた。すりガラスを透明に変えたことで、部屋の中がよくみえるので、立ち止まって中の様子をみていく人たちが急増した。ブランコと滑り台をおいているので、散歩中の高齢者が遊んでいる子ども達に声をかける場面も多くなってきている。
スタッフ養成講座を受講している人が、利用者としてわくわく体験隊に参加したいという申し出や、保育を利用したいという要望がでてきて、新たな人材発掘に成果がでている。
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事業の課題
0〜3歳児の親子対象の子育て支援分野が順調に推移しているのに比べ、小学生以上を対象にした体験学習の試みは、十分な成果を挙げているとはいえない。これは、従来の「ふらっと」が子どもが気軽に立ち寄れる空間ではなかったことや、周辺の地域住民にも認知度が低かったことが原因と考えられる。今回の事業を通じて「ふらっと」がより地域に開かれた「ひろば」として改築されたことで、放課後の子どもたちを対象にした「安心して立ち寄れる場」づくりや、文庫活動、土曜日を活用した体験サークルの活性化などを、自治会・学校・近隣企業や、ボランティアの学生たちも巻き込んで展開していきたい。
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今後の事業展開(課題解決の方策を含む)
- 「ほっとスペース」の拡大……改築を通じて地域住民の認知度が上がったこと、行政との協働の展望も拡大したことを受けて、「ほっとスペース」を拡大する。地域の集会室や、地域の公民館などを活用した「出前ほっと」などを企画する。
- 女性のエンパワメント事業……ママのためのリフレッシュ講座を保育付きで展開していく。既に1月から始めている「ふらっと」での講座や、4月から計画している月1回の出張講座などで、保育の重要性と子育て中の母の休息の必要性を社会に対してアピールすることや、保育という「働く場」の創出にもつなげていく。
- 女性のエンパワメント事業・・・自分の時間を有意義に過ごしたい人から、働きたい人までをコーディネートする。講座に参加する人への呼びかけから、あらゆる分野の講師登録や得意なこと登録をすすめて講座展開につなげる。
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| 事業の進捗状況(2004年10月) |
- 親子で集う「ほっとスペース」は毎週月・水・金曜日の10時から13時に開いている。8月の利用者はのべ73組167人。1回に平均8組の親子が訪ねてくる(最高10組23人)。1回利用料は500円だが、ほとんどの利用者が1カ月使い放題のフリーパス2000円を購入のため、利用が増え、相談や子育ての悩みをきくなどのサポートは充実してきた。利用者は差し入れやおみやげで活動を支えてくれているため、9月は菓子代の支出が減った。支援するほうされる方という関係ではなく「ふらっと=対等」という関係ができてきたことが成果だと感じる。
- 保育は夏休み一日保育キャンペーンを半額で実施したが、利用が少なく、またまばらで人件費の支出の方が多くなった。富田林市では学童保育が行政中心で発達しているため、民間は参入しにくいという結果を得た。
- エンパワメントの講座「ジェンダーと子育て」の出張講座に3回でかけた。保育付きの講座を基本にすることで支出も増えるが、子どもがいても社会のなかで自分らしくありたいという女性のエンパワメントの視点を大事にしながら、保育の場を増やしていくことで、働く場の拡大につなげていきたいと考えている。
家賃が苦しいと大家さんと交渉をして、9月から減額してもらう。
「公団との連携」ということに関しては一進一退を繰り返している。
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