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事業の概要
泉北地域の中学校では中国からの渡日生徒が多く在籍していますが、中国籍の保護者は言葉を十分理解できないため、進路に関する情報を把握できない状況にあります。
このため、中国籍の保護者を集めて、
地元府立高校などで渡日生徒の学習や中国文化「春暁」のクラブ活動等を紹介したり、保護者懇談会を泉北地域を中心に行っています。特に中国籍中学生の進学問題は非常に関心が高く重要ですので、重点的に展開しています。 |
| 事業報告書より |
事業の背景と目的
堺市南部には、中国からの帰国者とともに、渡日した二世・三世の中国籍の人たちが多数居住している。これら中国籍の保護者たちは、言葉によるコミュニケーションがとれず、子どもの教育の相談相手がいないため悩んでいる。そこで、義務教育終了後の進路選択のために、NPO法人堺市中国帰国者交流会が仲介をとり、府立高校において帰国・渡日生徒が学ぶ現状を知ってもらうなど、安心して日本の義務教育を受け、かつ進路を選択するための支援事業を実施する。
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事業の内容(申請時)
- 高等学校進路ガイダンスの開催。
- 大阪府立成美高校「中国文化春暁クラブ」への支援。中国文化の紹介。
- 中国帰国者などへの学業支援。
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事業の内容(支援期間終了時)
- 高等学校進路ガイダンスを11月7日(日)堺市立泉ヶ丘図書館大ホールにて、多言語進路ガイダンスとして実施した。母国語による日本の高校システムについて、府立堺東高校・府立成美高校・堺市立工業高校・堺市立第二工業高校から学校の特色、受入体制、奨学金制度、進路状況の説明が行われた。
- 11月14日堺市南区域ふれあい祭りへ参加、PRを兼ねて水餃子などの屋台の出店を行った。また、大阪府立成美高校「中国文化春暁クラブ」の舞台発表を支援し、中国文化のPRに努めた。
- 中国絵本と中国紀行などの学業参考資料の回覧
中国渡日生徒が母語を忘れないよう学業支援のために中国絵本と中国紀行などの学業参考資料になる地図、本、教材など約130点を4分割にして各中学校で巡回閲覧を行った。
- 地元小学校からの要請により、来日したての小学校1年生の渡日児童の支援を実施した。
- 地域住民と料理を作り創意工夫することで言葉の壁を乗り越え交流できる「中国料理講習交流会」を開催した。
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事業実施にあたって工夫したこと
進学先となる高校や地元中学校、さらに市や市教育委員会など関係先と地元自治組織との実行委員会を立ち上げ、連絡調整等のために連絡会を4回開催し、密接な連携を図った。
広報紙と地域の自治体とに協力してもらうとともに大阪府青少年活動財団等に積極的にアドバイスを求め、CBアドバイザーを活用した。
さらに、事業収益確保のため、大阪府青少年活動財団のアドバイスを受け、堺市南区域ふれあい祭りでの出店と例年実施していた料理教室を収益事業として考えなおし実施した。
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事業の成果
中国からの帰国者に加え、ブラジルやフィリピンなどの生徒への対応を含め、多言語進路ガイダンスとして実施した。22家族で生徒17人、保護者24人が参加し、母国語による日本の高校システムについて府立堺東高校・府立成美高校・堺市立工業高校・堺市立第二工業高校から学校の特色、受入体制、奨学金制度、進路状況の説明を受けた。個別相談では5名の通訳者がフル活動し熱心に学校側に質問を行った。
来日したての小学校1年生の渡日児童の支援事業は、中国語のできる女性2名による24時間のアフターケアで夏休み期間中対応した。精神面のアフターケアも含んで粘り強く対応し効果をあげている。
交流事業として無料実施してきた中国料理教室は、今回会費制にしても59名の参加があり、収益事業としても有益であった。来年も実施するよう要望する人が多く今後のステップにつながった。
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事業の課題
ガイダンスなど事業を一定に保つことは今回の事業を通してめどが出来てきたが、生徒の思いと保護者の希望に対し、学校の考えとの溝をうめることや生活上での地域住民との交流などにおいて、考え方の違いの調整や援助を言葉の壁を越えて実施するには、常に多くの課題が伴う。
教育問題については試行錯誤の連続であり、事業の成果は実施してみないと解らないことが多いと実感した。
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今後の事業展開(課題解決の方策含む)
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進路ガイダンスは、来年度の府立高等学校入学選抜方式の改正が予定されているため、ガイダンスの実施には改正に対応した準備が必要となる。堺市の外国人教育協議会事務局と情報交換しながらガイダンス改定の準備作業を進める。
- 府立成美高校「中国文化春暁クラブ」支援事業では、知名度をあげ地域での認知度を上げるため、地域の催しへの積極的な参加促進をすべく、地域との調整を拡大する。
- 中国料理教室講習交流会事業について、今まで会費制は困難と認識していたが、今回参加者が59名あり自信につながった。今後も積極的に事業を展開する。
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| 事業の進捗状況(2005年1月) |
- 中国料理教室講習会
中国帰国・渡日者と地域住民が、言葉の障害を乗り越え交流するために中国料理講習を実施。
日時:平成16年12月26日(日曜日)
場所:堺市立栂文化会館 1階厨房室
受講者:71名(内学校関係者 4名 生徒 4名)
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| 事業の進捗状況(2004年10月) |
- 進路ガイダンス(帰国・渡日中学生とその保護者対象)
日 時 平成16年11月7日(日)
会 場 堺市立図書館3階・市民ホール(泉北高速鉄道『泉ヶ丘』駅前)
- 中国文化の紹介事業
(堺市南区域ふれあい祭りでの「春暁クラブ」(府立成美高校)による踊り、水餃子等の販売)
目 時 平成16年11月14日(日)
会 場 西原公園(泉北高速鉄道『栂・美木多』駅下車)
- 中国絵本と中国紀行等学業参考資料の学校配備
中国渡日生徒の学業支援のため
- 学校の依頼による渡日生徒の支援事業
平成16年7月に渡日した一家の、6歳になる小学校1年生になるAくんが学校になじめるよう、本会の女性会員で24時間のケアを行っている。
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