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OLU project (オルプロジェクト)
こえとことばとこころの部屋 大阪市浪速区

代表者名 上田 假奈代 住所 〒556-0002大阪市浪速区恵美須東3-4-36
フェスティバルゲート409号ココルーム内
TEL 06-6636-1612 FAX 06-6636-1662
E-mail cocoroom@kanayo-net.com URL http://www.kanayo-net.com/cocoroom/
http://www.oluproject.org/

事業の概要

和文化の粋ともいえるキモノを日常性の中へ再提案する試みとして、キモノ文化を多角的に伝承・啓蒙し、従来の販売・流通を刷新した新たなマーケットとビジネスモデルを創出します。「キモノフェスティバル」や「日常キモノ指南」といったイベント/ワークショップなどによるキモノの再発見運動と、大阪の詩人と若手グラフィックデザイナーの共同プロデュースによるオリジナル西陣織の帯ブランドの立上げを両輪とした、多角的かつ実行性の高いキモノ文化へのアプローチを行います。
事業報告書より
事業の背景と目的 

わたしたちは1996年から、アートと社会を結び付ける活動を続けてまいりました。そして、わたしたちは、コミュニケーションへの問題意識から"コトバと文化"、生活に密着した”衣服と文化”、というふたつの側面に注目するようになっていきました。
わたしたちのキモノ文化への接近は、「キモノがコミュニケーションのきっかけになる」ことからはじまり、“キモノ”をキーワードに芸術活動を進めていく中で、沢山のキモノに興味を持つ若い女性達からの共感と質問の声を聞くことになります。そんな中、ひとりの西陣織の職人からの問題提起をうけます。
“キモノをひとりでも多くの人に気軽に着てもらえるようにするにはどうしたらいいのか?”
戦前は2兆円産業と言われ、世界最大を誇っていた日本の繊維業。敗戦の後も繊維業は巨大な資本と市場に支えられ、高度経済成長を遂げましたが、生活様式の変化とともに大量生産の洋服に押され、キモノは着実にシェアを落とし、晴着や高級着物に特化して、なんとか命脈を保っていた着物業界もバブルを頂点に、慢性的な不況に陥るようになりました。
わたしたちは、キモノ業界の構造的な不況は、日本人の文化や、アイデンティティに関わる問題だと認識しました。
例えば、あたらしいキモノの提案(着こなし、柄や図案、生地、小道具など)や、キモノアートプロジェクトの実施、海外アーティストとの連携や、キモノを着て出かけていく機会のアート情報提供など、アーティスト集団だからこそ出来る和文化へのアプローチがあるのではないかと考えるに至りました。
OLUprojectは、キモノ文化のボトムアップから、キモノをひとつのきっかけとした社会参加を呼びかけていきたいと考え、新たなキモノマーケットとビジネスモデルの創出を目的とした事業化に着手いたしました。
事業の内容(申請時)

◇イベントプログラム
・「キモノフェスティバル」の実施
・「キモノで旅する関西文化」の実施
・キモノ初心者向け着付け教室「日常キモノ指南」の実施
◇オリジナル帯サンプル作成
◇OLU projectウェブサイト立ち上げによるブランドアイテム販売の為の仕組みづくり
事業の内容(支援期間終了時

◇キモノイベントのプロデュース事業
・2004年8月8日「プレきものフェスタ?ゆかたでGo×2!!」実施
・2004年9月15日「日常キモノ指南vol.32」実施
・2004年9月29日「日常キモノ指南vol.33」実施
・2004年10月6日「日常キモノ指南vol.34」実施
・2004年10月20日「日常キモノ指南vol.35」実施
・2004年10月31日「秋のキモノでお出かけ?あなただけの西陣帯コンペ」実施 
・2004年11月11日「日常キモノ指南vol.36」実施
・2004年11月18日「キモノで行こう!キモノでBLUES」実施
・2004年11月20日「キモノで行こう!キモノで文楽」実施
・2004年11月22日「日常キモノ指南vol.37」実施
・2004年11月26日「キモノで行こう!コンテンポラリーダンス」実施
・2004年12月7日「日常キモノ指南(着付け教室)vol.38」実施
・2004年12月16日「日常キモノ指南(着付け教室)vol.39」実施
・2004年12月23日「キモノでクリスマス」実施
・2004年12月24日「キモノで行こう!キモノでP.P.P.P.」実施
・2005年1月16日「第1回キモノの美しい映画/袖の舞」実施
・2005年1月11日「日常キモノ指南(着付け教室)vol.40」実施
・2005年1月25日「日常キモノ指南(着付け教室)vol.41」実施
・2005年2月16日「日常キモノ指南(着付け教室)vol.42」実施
・2005年2月20日「第2回キモノの美しい映画/舞妓さんパリへ行く」実施
・2005年2月24日「日常キモノ指南(着付け教室)vol.43」実施
◇オリジナル帯ブランドの立ち上げ事業
・大阪のアーティスト/大阪の若手デザイナー/西陣織帯職人の共同制作によるOLUprojectオリジナル西陣帯サンプル、現在5アイテムが完成 他のデザインワークも現在制作中
◇ウェブサイト「OLUproject』の制作、公開
・マニュファクチャーとしてのOLUprojectのコンセプトから、オリジナル帯、キモノイベントの情報までを網羅したフラッシュを使った商用サイト。2月10日よりパイロット公開開始 4月に再度リニューアルを加え、キモノ情報のプラットフォームとなる企業向けのサイトとして本格スタートの予定
◇アンテナショップの運営
・cocoroom(大阪市浪速区/アンテナショップ、アートスペース)
・りんどう屋(京都西陣/アンテナショップと工房ギャラリー)
・アトリエaz(大阪南船場/デザインアトリエ)

事業実施にあたって工夫したこと
◇キモノを着て行く機会と場所づくりにつとめた
・OLUprojectならではの先端アートとの結び付け、情報提供
◇事業を効率良く展開させていくために情報宣伝に力を入れた
・OLUprojectイベントフライヤの作成と配布
・各メディアへのニュースリリース(毎月)
・キモノに興味がある層へのメールマガジンの発行など
◇他の事業体とのジョイントベンチャーを積極的におこなった
・PLANETStudio+1(映像図書館)、オリヅル(セカンドハンドキモノ販売)、友禅工房(染色業)、キモノスィーツ(着付け教室主催)など
◇OLUprojectが中心となり、キモノ愛好チーム/キモノガールズを結成した
・キモノガールズは、イベントスタッフとしても積極的に参加
◇コミュニティービジネスとしての性格を打ち出していった
・キモノ好きな層の口コミネットワークにコミットするよう務めた

事業の成果

■大阪発の新しいキモノブランドの立ち上げ
◇イベントプロデュース事業の効果
・OLUprojectを中心としたキモノ好きの層のネットワークが広まった
・宣伝・リリースの継続によるメディアへの認知
・他事業体との協力/協業体制が広がった。
◇OLUprojectオリジナル帯サンプルの完成
・アーティストプロデュース作品(アートシーンへのアプローチを目指す)
・サンプル品の量産体制が確立
◇ウェブサイト「OLUproject」の完成
・OLUprojectの全事業を統合した内容(流通業者へのアプローチを目指す)
事業の課題

◇キモノイベントプロデュース事業の収益性の低さ
◇オリジナル帯の販売ルートの開拓
◇ブランドイメージの確立(アートと社会
今後の事業展開(課題解決の方策含む)

 


◇キモノイベントプロデュース事業の継続
・キモノの美しい映画シリーズ(今後も開催)
・日常キモノ指南(隔月開催)
・キモノガールズとの共同イベント事業(年2回を予定)

◇ウェブサイト「OLUproject」を表看板としたオリジナル帯の販売ルートの開拓
・マニュファクチャーとして、海外アートコンペティションなどに積極的に出品
(現在、兵庫県の某ギャラリーにて展示交渉中)
・流通業者へのアプローチ(アートシーンでの評価とリンクさせる)

◇アンテナショップでの営業活動の強化


全体的所感

  1. OLUprojectオリジナル帯は、まちの賑わい事業の助成をうけることで、量産体制を立ち上げることが出来ました。今後は販売体制を確立することが急務で、ウェブサイトの有機的な運用と、キモノイベント、アートコンペティションへの出品等と連携し、流通業者との協業体制に繋げていきたいと考えています。そして新たな流通方法を見出していきます。

  2. この半年間を経ることで、現在のキモノ再評価ブームと、OLUprojectの向かう方向性の違いを感じました。
    私たちは、当初「日常性」への提案というコンセプトを挙げましたが、これは古着を中心とした現在のキモノ流行と同じものです。キモノイベントプロデュース事業を続け、またオリジナル帯を企画していく中で、キモノの持つ「社会性」を強く認識するに至りました。表現にたずさわる私たちは、表現が内包する社会性こそが重要だと日々感じています。OLUprojectは、「キモノをきっかけとした社会参加」を促す効率の良いツールとしての役割を強めていきたいと考えています。

  3. まちの賑わい事業助成を受け、数々のキモノイベントの宣伝/開催によって多様なネットワークが生まれました。キモノ愛好家のネットワークや和装企業、和菓子屋、映画業界などがOLUprojectとの協業に興味を示しています。これら新しい仕事づくりの種を今後どのようにいかしていくかが重要だと考えます。
事業の進捗状況(2004年10月)
OLUproject実施事業
■ 2004年8月8日「プレきものフェスタ〜ゆかたでGo×2!!」実施 参加人数:55人
 場所:cocoroom 参加:西陣.com、オリヅル、堀口初音ほか
■ 2004年9月15日「日常キモノ指南vol.32」実施 参加人数:2人 
 場所:cocoroom 講師:上田假奈代
■ 2004年9月29日「日常キモノ指南vol.33」実施 参加人数:1人 
 場所:cocoroom 講師:上田假奈代
■ 2004年10月6日「日常キモノ指南vol.34」実施  参加人数:3人 
 場所:cocoroom 講師:上田假奈代
■ 2004年10月20日「日常キモノ指南vol.35」実施 参加人数:2人 
 場所:cocoroom  講師:上田假奈代
■ 2004年10月31日「秋のキモノでお出かけ〜あなただけの西陣帯コンペ」実施
  参加人数:22人 場所:cocoroom  参加:フクイク、坂本一喜、ウクレレ前田ほか
■ 2004年11月11日「日常キモノ指南vol.36」実施  参加人数:2人 
 場所:cocoroom 講師:上田假奈代
■ 2004年11月18日「キモノで行こう!キモノでBLUES」実施 参加人数:5人 
 場所:RainDogs 演目:塩次伸二バンド
■ 2004年11月20日「キモノで行こう!キモノで文楽」 実施 参加人数:7人 
 場所:国立文楽劇場 演目:仮名手本忠臣蔵
■ 2004年11月22日「日常キモノ指南vol.37」実施 参加人数:3人 
 場所:cocoroom  講師:上田假奈代
■ 2004年11月26日「キモノで行こう!コンテンポラリーダンス」実施 参加人数:3人
 場所:ArtTheaterDB 演目:大野一雄と宇宙と花

オリジナル西陣帯事業
■ サンプル帯制作 4種完成  
■ ウェブサイト制作の為の西陣における現地取材実施 

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