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 平成15年度 CB創出事業対象グループ企画紹介

なにわ1500年デジタル紙芝居
特定非営利活動法人 なにわ堀江1500 大阪市浪速区

代表者名 水知 悠之介 住所 550-0014大阪市西区北堀江1-2-23 御池ビル4F M51/52
TEL 06-6533-1550 FAX 06-6533-1550
E-mail n-h1500@amber.plala.or.jp URL http://www.1500.jp


事業の概要(2005年3月)
私達の先輩が創り上げてきた、なにわの歴史は非常に興味深く、現代に生きる私達の将来形成に重要な指針を示してくれますが、一般的に、その認識はかなり薄いのが実情です。

そこで、本事業では、インターネットを含むデジタル環境を活用しながら、大衆娯楽の原点である「紙芝居」という形態をとり、なにわの歴史を老若男女が幅広く親しむことができる『デジタル紙芝居』を制作・販売します。
「CBフォーラムおおさか」(2005年3月29日)での事例発表内容
事業報告書より(2005年3月)
事業の背景と目的 

■主旨
私達の先輩(祖先)が創り上げてきた『なにわの歴史』は非常に興味深いものがあります。それらは現在に生きる私達の将来形成に重要な指針を示してくれています。しかしながら一般的にはその認識はかなり薄く、その重要性が伝わっていないのが実情です。本事業ではその重要性を子供から大人まで幅広い人達に理解して貰うために企画された事業で、商業的にも充分考慮された事業です。

■なぜ“認識”が薄いのか?
表現に専門用語や固有名詞が多いとどうしても難しいイメージが残ります。これは子供、大人は関係ありません。また製作者と見る側の間にある“知っておくべき内容”の差異が大きいため、(史跡や句碑なども含めて)見る側にとっては興味を抱くまでには至っていません。

そこで、現代社会において劇的に進化し“一般大衆化”を成し遂げているインターネットを含むデジタル環境を十二分に活用しながら、本事業では、昔からの大衆娯楽の原点である『紙芝居』という形で、老若男女が幅広く平等に親しむことが出来る『デジタル紙芝居』を製作します。そして素晴らしい“なにわの歴史”を、コミュニティを通じて伝えたいと思います。

事業の内容(申請時)

■デザインされた『デジタル紙芝居』
芸術(含むデザイン)や文化が持つ偉大な力は、専門知識への興味を柔らかく導いてくれることだと思います。我々が構築する事業を各方面へ広げることによって、なにわの歴史により深く興味を持ってもらうことにより、図書館や博物館などの利用頻度が増え、そして家庭のなかでも、なにわの歴史が会話の中にごく自然に出てくる環境が生まれる事を目指したいと考えています。

■デジタル紙芝居のイメージ
デジタル環境が急速に日常化していますが、それは単にインターネットへの接続普及数の増加だけを意味しているのではなく、あらゆるコンピューターソフトやその関連機器が初心者でも簡単に操作できるようになってることが注目すべき点です。デジタル環境を効果的に利用して、なにわの歴史に誰もが親しみを持つことができ、また日常生活において良いヒントになるような存在にしたいと考えます。
事業の内容(支援期間終了時

■デジタル紙芝居ダイジェスト版の部分製作
なにわの歴史を紐解くと、実に興味深いものが山のように存在していました。それらはごく一般に知られているものから“影”に隠れた歴史まで、実に多種多様に渡っています。  

 


私達は先ずそれらを大きく以下の5つの項目に分けました。そして項目別に細分化しました。
  1. 原始の時代
  2. 難波(なにわ)の誕生
  3. 水都大坂の完成
  4. 明治維新〜大大阪時代
  5. 未来の大阪(水都の再生をめざして)
今回はこれらの項目の中で、3と4に力を入れて制作しました。

 

事業実施にあたって工夫したこと

今回は若いアーティスト達と作業をするということで、先ずは入念な下準備を行いました。大阪にある美術館、博物館、図書館など、色々な施設をまわり資料を集めました。また出来るだけ多くの人達になにわの歴史の面白さを知ってもらうために、またデジタル紙芝居を製品化する上での調査も兼ねて、歴史講座や歴史ツアーを開催しました。

事業の成果

■漫画と歴史の21世紀的融合
時代考証に従い忠実に歴史を漫画で再現するだけでなく、そこには現代に生きる若いアーティスト達の感覚を最大限に活かすことが出来たと思います。つまり実際にあった歴史を独自の視点や表現方法によって一般者に興味を持ってもらう内容になったと思います。

 


■なにわの歴史を身近に感じる
歴史講座や歴史ツアーを行い、実際に参加者との間で交わした対話の中で何の話のどの部分に興味があるのかを調査しながら、同じ場所へ行く場合でも年齢や性別など参加者の内容を考慮しながら話す内容に変化を加えてみました。これは歴史を単に時系列に並べて説明するだけでなく、人物やエピソードなどに焦点をあてて解説する事によって、“歴史の授業”的内容にならないように努力しました。
事業の課題

■若いアーティスト達と計る“コンセンサス”
デジタル紙芝居そのものの性質や、また本事業の方向性を若いアーティスト達と共にいかに考え方を一致させるかが課題です。各専門家の教授を受けながら、出来るだけ束縛はせずに自由な発想を持てる環境作りが重要だと思います。

■広報宣伝活動の必要性
やはり将来において、より高い事業性を持つためには、私達のビジョンを明確に提示していく必要があります。それが結果的に協力者を募る上でも効果的だと考えます。今後はこのCB事業で得た成果を元に広い宣伝活動を行うべきであると感じます。
今後の事業展開(課題解決の方策含む)

■ダイジェスト版の完成
現在の内容は完成までには遠い状態ですが、細部に至る部分を仕上げて“ダイジェスト版”を完成させる事は本事業が真のスタート・ラインに着くことを意味します。若いアーティスト達の目的意識を高めつつ、出来るだけ早い段階での完成を目指したいと考えています。

■ダイジェスト版の商品化、並びにシリーズ化への展望
ダイジェスト版を完成させる事は、すなわち商品化するという事です。本製品はあらゆる媒体に適応できる商品であると自負しております。バラエティに富んだなにわの歴史は、シリーズ化する事も難しくないでしょう。このような製品が商品としての価値を持つ事を認識して頂くために、広報宣伝を効果的かつ戦略的に進める事が重要であると考えます。

全体的所感

設立2年目のNPOにとっては“骨のある”企画です。膨大な資料を精査し、間違った解釈をしないようにしがら“斬新な切り口”で表現する事は客観的時代感覚が必要とされるでしょう。現在あらゆる業界(特に活字業界にて)で10代20代の若者達の、従来のそれに当てはまらない、観点や手法が広く受け入れられ始めている今、本事業もその“波”に乗れるのではないか、と楽観視していますが、これからも気を引き締めて皆さんの期待に応えたいと思います。

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事業主体:大阪府商工労働部産業労働企画室産業人材育成グループ
       TEL 06-6941-0351(内線2647)