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事業の概要(2004年3月)
ホームレスの人々への救済ではなく仕事を提供する事業として、雑誌『ビッグイシュー日本版』を制作し、月2回(1日・15日)発行しています。
ホームレスの人が街頭で雑誌を1冊200円で販売し、そのうち110円を彼らの収入とします。1日30冊売ると、簡易宿泊所代と食事代を賄え路上生活を脱することができます。それ以上に販売し、貯金ができればアパートなどへの入居(住所を得る)を含め、自立への第一歩となります。難波、天王寺周辺と梅田、御堂筋周辺を中心に販売し、神戸、京都、東京、千葉、横浜へも広がっています。 |
| 事業報告書より |
事業の背景と目的
不況が続く中、ホームレスの人々の数は急激に増加している。大阪府下8000人近くいるという野宿生活者のうち、8割が何らかの形で仕事をして収入を得ており、そのうちの5割が仕事の収入で自立した生活をしたいと考えている。その就労意欲のある野宿生活者の方々が収入を得る機会を作り出し、自立への足がかりを提供する。
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事業の内容(終了後)
ホームレスの人の救済ではなく、仕事を提供する事業。雑誌『ビッグイシュー日本版』を制作し、ホームレスの人が雑誌の販売者となり200円で街頭販売し、売り上げの5.5割110円を彼らの収入とする。
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事業実施にあたって工夫したこと
この取り組みをより多くの市民の方々に知っていただくために、新聞やテレビといったメディアに取り上げてもらえるように働きかけた。また、目立つように幟をつくり、それらを持ってボランティアが横に立ち慣れない販売者の人が販売しやすくなるようにしたり、仕入れのポイントを初めの数ヶ月は販売場所近くの屋外に設けたり、スタッフが巡回するなど、販売者の方々が挫折しないようサポートを心がけた。
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事業成果
現在、大阪府下だけで約60名程度の販売員が販売をしており、販売場所も神戸、京都、東京へと広がっている。大阪の販売員の方のほとんどが、『ビッグイシュー日本版』の販売を始めるまでは路上やテントで生活をしながら、廃品回収等の仕事で収入を得ていた。が、現在釜ヶ崎の簡易宿泊所で生活する人が多く増え、アパートに入居した人もいる。仕事が決まり、販売の仕事を卒業していく人も出てきた。
また、毎日休まず街頭で販売する姿をみて、「勇気付けられた」り、「自分の中の偏見に気づいた」という市民の方からの声は数え切れないほどある。販売員の人には仕事の紹介や、アパートの斡旋など、声をかけていただくことも多いという。人々の間にコミュニケーションが生まれ、ホームレス問題に対する関心が高まっているように思う。
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事業の課題
販売部数が順調に伸びてきているものの、広告を取るのが難しいため、経営はまだまだ安定していない。編集、販売サポート共に人材不足だが、資金不足のため、一度に人を増やすことが難しい。
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今後の事業展開(課題解決の方策含む)
東京での販売部数が増えれば、収入増にもつながり、広告もとりやすくなるため、東京での販売強化に力を入れている。
また、経営が安定すれば、販売者のケアや訓練を行えるように非営利団体ビッグイシュー財団を創設したい。また、ホームレスの人の仕事づくりを進める市民団体、企業、行政などと連携を深めながら、事業展開をが行えるようにしていきたい。
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| 事業の進捗状況(2004年1月) |
9月11日に創刊号を発行した。市民の反応は予想より多くあった。1月5日現在、創刊号は在庫が残りわずかとなり、2号は4万部、3号は東京とあわせて6万部以上を販売。
販売員登録者は大阪・京都で約80名、東京では50名弱となっている。
関西での販売は大阪市内、南(難波周辺)と北(梅田)御堂筋周辺を中心に、神戸(三ノ宮、元町)、京都(JR京都駅、四条河原町)と広がっている。東京では新宿に事務所を開設し、販売者の登録を行うほか、池袋や上野ではホームレス支援をしてきた地元の団体が中心となって、販売者サポートや販売を行う。 |
| 事業の進捗状況(2003年10月) |
| 9月11日に創刊号を発行しました。市民の反応は予想より多く、1万6千部を発売(10月9日現在)。販売員登録者は約80名となっています。販売は、大阪市内は南(難波周辺)、北(梅田)を中心に、神戸(三ノ宮、元町)で行っています。 |