音声読み上げソフト対応ページはこちら
おおさか コミュニティ・ビジネス ネット
おおさかCB(コミュニティ・ビジネス)ネット
AND OR
おおさかCB(コミュニティ・ビジネス)ネット トップページ
コミュニティ・ビジネスって?
コミュニティビジネス支援グループの紹介
地域創造ビジネスモデル構築事業について
おおさかCBアワード
CB商品・サービス紹介
CB事例検索(約100事例)
『CBハンドブック』差し上げます
   
CB(コミュニティ・ビジネス)研修情報
CB(コミュニティ・ビジネス)情報提供
CB(コミュニティ・ビジネス)リンク集
 平成15年度 CB創出事業対象グループ企画紹介

暮らしの助っ人隊

代表者名 木村  雅一 住所 〒558-0021大阪市住吉区浅香1-6-31
TEL 06-6697-0979 FAX 06-6697-5884
E-mail bxi00507@nifty.ne.jp URL http://www.atochi.org/

事業の概要(2004年3月)

地域の人的資源を生かし、家庭の問題を地域でうまく解決できるシステムをつくります。よりよい地域にするため、家庭でかかえている悩みや、それを解決するための手助けを、人の力を結集し、地域が一緒になって取り組んでいく事業です。
 
具体的には、「サポーター」として会員登録してもらっている支援者を利用者宅に派遣し、介護や外出補助、ベビーシッターなどのサービスを提供します。

少しの手助けで、利用者とサポーター双方の毎日の暮らしをより実りあるものにしていくための手助けができるような事業にしていきます。
事業報告書より
事業の背景と目的

近年、核家族化の進行にともない、「家族」というものが大きく変容してきた。特に都市部では、地域とのかかわりが徐々に薄れつつあり、家庭内で困りごとがあったときに誰に相談すればいいのか分からず、つらい思いをしている家庭が多々あるのが実態だろう。また、その悩みが「密室育児」による孤立感をもたらし、児童虐待などが生じてしまっている事態も見逃すことのできない問題である。高齢者にとっても、少子高齢化の進行により、一人で暮らさざるを得ないお年寄りが、したいことをなかなかできない、助けを求めにくい、などの状況がある。また、障害者に関しては、2003年4月に始まった「支援費制度」の体系がまだまだ障害者本位のものではなく、障害者が必要とする介護時間を確保できていない事例が多々ある。そこで、あとち倶楽部が窓口となり、子どもや高齢者・障害者のいる家庭への支援を中心とした事業を立ち上げ、企業にはできない「地域の人的資源を生かし、家庭がかかえる問題を地域でうまく解決できるシステム」をつくり、地域の力を結集することで、地域社会をよりよいものにすることを目指す。

事業の内容(終了後)

  1. 子育て支援:住吉区東部在住の子どものいる家庭に、ベビーシッター・ガイドヘルパー・送迎などのサービスを提供し、子育てだけでなく、親にとってもよりよい生活となる環境づくりをめざす。
  2. 高齢者・障害者支援:住吉区東部在住で、高齢者・障害者のいる家庭に、簡単な生活介護や軽作業の補助、移動介助などをするスタッフを派遣し、本人にとっても家族にとっても気持ちいい生活ができるような地域づくりをめざす。
     基本的に会員制とし、料金は会員1時間1,000円、非会員(一時利用)1,500円、サポーターに支払うサポート料は1時間900円とするが、介護保険や支援費などの公的制度は適用されないので、利用者が全額を負担することとなる。
事業実施にあたって工夫したこと

公的制度外の新規事業であり、しかも有料の事業であるため、まず認知度をいかに高めるかが課題としてあった。そこで、本格的なイラスト入りのカラーちらしを作成し、新聞折り込みでの配布をはじめ、地域全体への周知を計ることを第一とした。

その上で、地域限定という事業趣旨から「顔と顔でつながる関係」を作っていくことが大切であることを考慮して、一般的な呼びかけだけではなく、法人がかかわっているさまざまな事業(障害者ヘルパー派遣、配食サービス、高齢者向けパソコン教室など)の利用者や、近隣の各施設に積極的に呼びかけ、この事業を周知するとともに、地域で暮らすさまざまな人のニーズの掘りおこしに努めた。

また、サポート会員がこの事業により主体的に参加してもらうために研修会を実施し、スキルアップと相互交流を図った。
事業成果

2月末で、利用会員が12人、サポート会員が15人、それぞれ登録していただけた。障害者の生活サポートを中心にした利用も増えてきたが、「ちょっと助けてほしい」という利用者の声も広がりつつあり、定期的とはいかないまでも、便利屋さん的であったり、緊急避難的であったりの利用形態もぼとぼち少しずつと出てきた。このことを通じて、各利用者の生活の質をよりいっそう充実させていくための一助を担える準備ができつつあると思う。

また、サポート会員にとっても空いた時間や能力を有効に活用することができ、社会貢献しているという充足感をもっていただけるようにもなって、当初の目的はおおむね達成することができていると自負している。さらに、サポーター向けの研修会を開催したことで、参加者一人ひとりが「地域」を見つめ、よりよくしていける手段を考えていく機運を高めることができた。

事業の課題

  • 定期的な利用者が少ない(大体が1日〜数日で、特別な用事などがあるときのみの利用にとどまっている)→活動の実績を積み重ねることで、短期での利用者との信頼関係をつくり、徐々に利用日数を増やしてもらえるようにする。
  • 待機サポーターが多く、また、その人たちとの顔つなぎが不十分→研修会・意見交流会・体験プログラムなどを行い、派遣できていなくても事業に関わってもらえる形をつくっていく。
今後の事業展開(課題解決の方策含む)

やはり勝負は、「助っ人隊」の認知度をいかに高めるかである。潜在的なニーズはたくさんあっても、この事業を知ってもらうことと「あとち倶楽部」の存在を知ってもらえなければ、需要を掘り起こすことは難しいと思う。そのためには、具体的な宣伝活動の強化、とりわけ、地域限定という特性を生かした顔を見ながら宣伝する、そんな手法をもっと取り入れていきたい。ビジネス性を高め、「CB」として根を張っていくためには、会員数・利用時間数の増加をはかることに尽きると思う。「顔と顔でつながる関係」をさらに広く、深くし、その中から前述したようにあとち倶楽部や助っ人隊の名を知ってもらい、そこから信頼度を高めていくことが現時点の課題である。

そういう意味でも、この事業を発展させていくために一番必要なのは「時間」なのだと思っている。時間をかけて周知し、時間をかけてお付き合いし、時間をかけて問題解決の一助を担う。また、たくさんの人の目に触れ、気軽に「あとち倶楽部」に立ち寄ってもらえるように、地域の最南端に位置し、駅や繁華街からはお世辞にも近いとはいえない現事務所に加え、交通至便で人通りの多い場所に「支店」を出して、助っ人隊を発展させるための拠点として活用することを計画している。

何はともあれ、「一日も長く。一人でも多く」というスローガンを掲げながら、あとち倶楽部の体力が続く限り、この事業を丁寧に大切に手塩にかけて育てていきたい。

Copyright(C) 2003-2008 大阪府 All rights reserved.
事業主体:大阪府商工労働部産業労働企画室産業人材育成グループ
       TEL 06-6941-0351(内線2647)