事業の概要
(2004年3月)
障害者(児)を持つ親が中心となり、障害者とともにおしめ配達を媒体に、在宅の人たちに情報や活動場所を提供しています。
ひきこもりの障害者にも外出や社会参加・交流の機会を創出しながら、障害に応じたニーズが理解できる高度な介護技術を持つヘルパー派遣事業を展開していきます。
はびきの障害者(児)の会 まつぼっくり の事業所から、(有限会社)杉ノ木に移行しました。現在、障害者3名が(おしめ販売部)として、おしめの販売をし、給料をもらっています。 |
| 事業報告書より |
事業の背景と目的
養護学校卒業後どこへも行き場がなくどうしても在宅生活になってしまう方がいる。あったとしても週に1〜2度のディサービス利用の外出で 、残りは家族と過ごす時間が多くなっている。在宅者は外出の機会がだんだん減り生活空間が狭くなり起床・就寝の時刻をはじめ生活時間が日によって違うため生活のリズムが作れない。
「どんなに重い障害があろうとも 、住み慣れた地域で安心して暮らし、本人の意見を尊重し、地域社会での自立した生活を送りたい、送らせたい」という思いから、障害者(児)を持つ親が中心となり 、障害者と共におむつ販売を媒体に在宅の人たちに情報を伝えていき、行き場もなくひきこもりの障害者にも外出や社会参加・交流の機会を創出し、障害に応じたニーズが理解できる高度な介護技術を持つヘルパー派遣事業をしていきたい。地域で生きがいを持って生活できるような支援体制を親の力で作っていきたいとの思いから始めたものである。
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事業の内容(終了後)
- 居宅介護支援事業(身体介護・知的介護・児童介護)ヘルパー派遣事業
- おむつ販売
- 在宅者家族への相談
- 全身性障害者(児)移動介護従業者養成講座の開催
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事業実施にあたって工夫したこと
ヘルパー派遣
- ヘルパーさんに、障害者の親の立場から介護の指導をする。
- 利用者に安心してもらえるよう同じ人でできるだけ変わらぬ介護ができるようにしている。
- 仲間(利用者)ひとり一人に目標を決めてできることは自分でやってもらうように指導している。
- 介護保険のヘルパー経験の人が多くはあるが、障害者に触れた接したことのない人が多いためく、障害者に対する介護を理解してもらうために、講座を開催する。
- 入浴介護は、利用者個々に状態が違うためにその子利用者にあった入浴ができるように、何度も指導を行なう。
全身性障害者(児)移動介護従業者養成研修
- 障害者を知ってもらうために、作業療法士・言語療法士・言語療法士・大学講師・障害者の親・ガイドヘルパー・市職員・保健師それぞれの立場で講座を開催してもらった。
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事業成果
在宅家族への相談
- 医療関係の特殊専門的な情報が集められ、家族に提供できた。
- 入浴介護は利用者も楽しみにしてくれている。
- ヘルパー派遣では利用者が目標に向って目覚しいほどの変化があらわれ 、家族から喜ばれています。
例】 靴を履けないために車椅子を利用しての散歩が 、今では靴を履き散歩している。
例】 上着を着ることが苦手な利用者が、ヘルパーさんの指示で上着を着ることができてきた。
例】 食事中は介助が必要だが、スプーン・ホークフォークを利用して利用者自身の手で食べられるようになった。コップを使って飲めるようになった。
- 地域との交流がひろがってきた。体育館(地域の子どもたちとの交流)、地域の催しに参加。銭湯を利用しての入浴など。
- 12月からの事業で1ヶ月約10%の支援費利用時間が全体で増してきている。
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事業の課題
- 今の利用者に対しての取り組みの密度が高く、在宅の人たちになかなか広がっていっていない。
- 新聞やチラシなどで活動の輪を広げていきたいがなかなかそこまで手が回らない。
- サロン活動を徹底させたい。
- チラシが遅れなかなかおむつ販売について、アピールできなかった。
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今後の事業展開(課題解決の方策含む)
- サロンの建物が出来あがれば 、ドンドンどんどん在宅の方に利用してもらいたい。
- サロンでの取り組みの充実 (創作表現活動・教育学習・文化活動・地域交流)
- 地域社会との関わりが持てる活動
- 利用者や家族を支援する取り組み
- 全身性障害者(児)移動介護従業者養成講座の開催 ・学習会 ・その他講座
- グループホームを目指しての今後の活動
- 夏休み・春休みなどの長期休みのときは、利用者が急増することもあるが、その反対に入院などにより10%の支援費利用時間が激減になることもある。ヘルパーの仕事時間の調整など考慮していかなくてはならない。
- ヘルパー派遣事業を始めるまでに大阪府への事業所申請や全身性障害者(児)移動介護従事者養成講座を開くための大阪府への申請や、全身性障害者(児)ガイドヘルパー養成講座開催と事業所開きと短い期間に続き、支援費の手続きに時間がとられアピールするための新聞発行やチラシづくりが思うようにできなかった。このようなときに府や市などのバックアップ体制などがあれば助かる。
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