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事業の概要(2004年3月)
NPO設立の動機は、就労場所の確保が目的でした。しかし、開所当初は社会的目標と、経済的、経営的側面との狭間で、苦悶いたしました。
通所介護事業所の利用者も、過去に 選択肢が少なく、貧困や家庭崩壊などさまざまな問題を抱える人々です。そして、一人で過ごす老後について、不安と絶望の中、暮らしておられます。一人でも多くの方々に、釜が崎のおっちゃんと呼ばれる人々とのふれあいを経験していただきたいと思います。皆、優しく、悲しみを抱えた、楽しい、やんちゃな男達です。ぜひ一度、NPO法人バリアフリーサービスつばさに遊びに来てください。 |
| 事業報告書より |
事業の背景と目的
長期の不況の中、日雇い労働者の雇用状況は厳しく、加えて高齢化が進んでおり、その就労はきわめて困難になっている。仕事を失った方々にとっては収入や住居などの生活基盤の確保が重要であり、働く場所の確保が必要不可欠です。通所介護事業所を通して介護保険事業によりさまざまな就労の場を作り出せないか模索中である。
また、通所介護事業所では、地域に密着した心のケアや生活全般の見直し、暖かな居場所作り、くつろげる空間作りを目指している。特に西成区在住の高齢者の方々は、極度の孤独感や、介護保険事業では解決できない多くの問題を抱えておられることが多く、制度以外の問題も、少しずつ取り組んでいけるよう日々活動していく。 |
事業の内容(終了後)
通所介護事業所(デイサービス)としての事業のほか、通所者や関わりのある高齢者の方々の生活全般をケアしていけるよう関わりが多くなり、無償での働きが多い。特に金銭管理、病院入院中の身のまわりの事柄、役所とのお話や引越しの手配、独居高齢者の生活は介護保険サービスだけでまかなえない事柄が多く、丁寧に対応している。しかしながら、どこまで無償で私たちがお手伝いできるのか、介護保険との兼ね合いなどが曖昧で適切な行動か不安材料が常に付きまとう。事業所としての領域は乱してはいけないし、問題視される向きもあるだろう。今後きちんとした枠組みを作り、制度化し小額でも有償化することが私たちのとるべき道のように思う。 |
事業実施にあたって工夫したこと
助成金申請や、高齢者リーダーの方々のご協力、他のNPOの方、ボランテイアビューローの方々の協力をいただいた。
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事業成果
まだまだ、成果は出ていないように思う。しかし次第に、他の団体の方々の協力や、ボランテイアの方々の協力など、さまざまな協力体制を構築している過程だと言える。利用者の方々も、少しずつ増えてこられ、デイサービスで働く方々も高齢者や就職困難な方々に仕事を提供できてきたと思う。
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事業の課題
介護保険の制度活用で、就労の場を作り出したい、特に住宅改修事業で仕事作りを今後の課題としていきたい。 |
今後の展開(課題解決の方策含む)
ケアプランの作成を独自で持てるよう事業を展開していきたい。 |
| 事業の進捗状況(2004年1月) |
通所介護事業所を立ち上げて、やっと5ヶ月が過ぎました。年末には、皆様のご協力のもと、もちつき大会を催し無事故で終えることができました。利用者の笑顔に支えられて、スタッフ一同、日々がんばっています。西成区、浪速区の高齢者は、厳しい状況の中、生活なさっておられ、課題がやまずみです。
とりわけ、介護保険の一割負担の問題や、生活保護の問題など、通所介護事業のみではフォローできない事柄も多く、力不足を感じる日々です。皆で様々な事柄を、勉強しながら、もっとエンパワーメントしていくことが重要です。 |