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事業の概要(2004年3月)
おおさか・たにまち・集いの場「にぎわい堂」 空堀地区の古い町屋(表長屋)を活かして、地元住民・商店街・他地域からの来訪者をつなぐ交流・情報発信拠点を設立いたしました。
○商店街を応援します! 空堀商店街の美味しいものや商店主の知恵を掘り起こし見直すための、試食会や講座を開催しています。
○人と情報のネットワーク 大阪の文化を考える会合や、私塾的ビジネスセミナーなども随時行ないます。ご参加ください。
○貸しスペース 展示会・勉強会などに時間貸しを行なっています。1階は約20平米、2階は10.5畳の和室です。ご利用ください。
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| 事業報告書より(2004年3月) |
事業の背景と目的
私が現在、暮らしている大阪市の空堀地区は、繁華街から近い立地にも関わらず、町屋再生をキーワードに新旧住民が入り混じっているユニークな地域である。これを活用して、今まで仕事柄あるいは個人的に培ったあらゆる業種の方々、特に中小企業の経営者やマスコミ関係者、行政担当者を対象に、情報交流会を開催している。しかしながら、この多種多様な会もその都度異なった会場を借りて行われており、もう少し深い会話をしたいという希望から分科会を行うにも、気軽に使用できる固定の場所がなく、大阪から何かを発信したいという声に応えられないのが現状であった。そこで、これらのシンクタンク的交流会のコミュニケーションの場を作りたいと思った。
また、個人的には、商店街の知恵が、生活の場からとても大切だと痛感している。空堀商店街の方々を講師に招き、消費者から見た勉強の場を、このスペースの存在により持つことができると考えた。
そして、この場を拠点に、年代や職業、文化を超えた緩やかなコミュニティ再生のきっかけにしたい。 |
事業の内容(申請時)
- 大阪市からほり地区の木造建築物を活かして、交流及び情報発信拠点としてのコミュニティスペースを設立する。
- 個人商店主の持つ暗黙知(商品知識などの知恵)を、若い世代に伝達する講座を開催する。
- 起業家の交流会や異文化共生的会合も開催し、これらのネットワーク同士を更にネットワーク化する。自主企画以外にも、展示・イベントスペースとして、他交流会や分科会に時間貸しも行い、空間の効率利用を図る。
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事業の内容(支援期間終了時)
○空堀商店街から1分の好立地に、“おおさか・たにまち・集いの場「にぎわい堂」”を設立した。古い町屋を改装し、資金不足面は一部ワークショップ形式で友人に塗装作業や左官作業を手伝ってもらい、補った。1階は古い教室かバーのような雰囲気で約20平米、2階はお座敷で10.5畳。
○店舗に食材を提供いただき、商店街のおいしい食材を試食する「からほりを味わう会」を立ち上げた。第1回目は、湯豆腐をテーマに20名が集まった。その他、すべての食材を空堀商店街で調達して持ち寄り宴会をするなど、できるだけ多くの方々に体によくておいしいものを調達できる商店街のよさを知っていただけるよう努力している。今後は、店舗の新商品の試食会なども検討中である。
○20年前に府民からの公募で完成した「なにわいろはかるた」の展示とハーモニカ演奏で、近隣住民を含め80名の参加者を得た。在日中国人を交えた中国サロン、まちづくり関係の意見交換会が多数開催されている他、雑誌の対談会場にも使われた。貸しスペースとしては、アロマセラピストの勉強会、外国人のための日本語教室、フランス語教室などに利用いただいている。 |
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事業実施にあたって工夫したこと
大家さんや近隣の方々の理解や協力なしにはなし得ない事業であるため、
1.住宅地の中にある町屋を改装して利用していることの意味を理解していただく
2.近所の方々に迷惑をかけない
この2つの条件を納得していただいた方にのみお貸ししている。また、商店街の食材を利用した後には、参加者からの感想や感謝の言葉を商店主にフィードバックするようにしている。
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事業の成果
にぎわい堂での会合に参加した後、商店街を再訪し食材を購入してくれた参加者も多い。また、にぎわい堂に来るまで空堀商店街のことを知らなかったが、とてもよいところだと思ったという意見を聞くのはうれしい。
ちょうど、にぎわい堂の設立に前後して、空堀というブランドを活かし商店街組合の枠を超えて「個」で横連携を行っていこうという動き=委員会が生まれている。にぎわい堂がマスメディアに掲載されたおかげで、“商店街を応援してくれている場所”という認識で見てくださる商店がたくさんあり、非常に良い関係ができつつある。
「にぎわい堂」を設立したおかげで、この地域のコミュニティがいかに確固として残っているかを実感でき、また、人のつながりの大切さを日々再認識している。 |
事業の課題
にぎわい堂の効果は、お金に換算できない社会貢献によって量られると考えているが、実際問題として、家賃や光熱費等の経費をいかに参加費や利用料でまかなうかが今後の課題である。 |
今後の事業展開
にぎわい堂に行けば、常に楽しい、いつも誰か面白い人に出会えるというようなサロン的場所にしたい。そのためには、地域の方々とのコミュニケーションを密にして、発信拠点としての場を地道に維持していき、さらに知名度を上げていくことが肝要である。
商店に対しては将来的には、仕入れや新商品の開発などが空堀ブランドの向上につながっていくような商売のお手伝いができればよいと思っている。 |
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