事業の概要(2004年3月)
当協会では持続可能な社会を推進する循環型CBを(独行)日本万国博覧会記念機構と協働して以下の実績を作ることができました。
1. 主力商品(万博竹炭)の購入者が1万人を突破!
2. 万博竹炭が第1回大阪府リサイクル製品に認定
3. 市民参画型万博公園廃材処理コスト削減に大成功!
4. 竹害の竹益化促進モデル事例として
5. 地産地消に貢献するリサイクルCBとして
6. 雇用と自己実現を共有するボラバイト者が多数参加
7. 独立行政法人、公益法人及びNPO法人等の収益性を高める事業として
8. 地球温暖化防止(CO2の炭素固定化)に貢献する事例として
|
| 事業報告書より |
事業の背景と目的
〔背景〕
万博公園内にて発生する自然物廃材を有効利用する。その結果として公園行政が抱える課題、廃材処理のコストダウン化を促し、その中で開発された商品の収益にて各自の運営財源に充てる事もできる。竹炭は多目的利用できる。ナベに入れれば水の浄化と共に竹炭から出る赤外線の為に沸点が高まりその分電気代、ガス代の節約につながる。竹炭は吸着性に優れているので、調湿、消臭、空気浄化などの効果が期待できる為、空気清浄機や消臭剤を購入しなくてすむ。結果的に省エネと節約につながり、竹炭は循環可能な社会の必須アイテムとなる可能性がある。
自然物廃材を有効利用したリユースクラフトは、環境教育のみならず、広く府民に対して自然物の有効利用やその楽しさを普及啓発することなり、国の施策であるグリーン購入の主旨と合致する。この事により自然物廃材とはゴミではなくて自然の恵みである事への意識付けにつながり、環境にやさしい暮らし方への提言となる。
|
各個人の趣味、特技を活かし、各組織の能力を活かした協働型のコミュニティ・ビジネスは収益性が高まれば個人に対する経済効果も期待できる。有償ボランティアからボランティアとアルバイトの中間に位置するボラバイト化を進め、さらにアルバイト化させる。
この事業により高齢社会に於いて働きたくても働く場所のない年金受給者、事業所に於いて長時間パート雇用してもらえない主婦、体力的又は家庭内の育児や介護で毎日働けない人々に対して職が提供でき、ワークシェアリング化を進める事ができる。
|
 |
〔事業の目的〕
大阪(特に北摂地域)をリサイクル・リユースビジネスにて活性化させる。
- 他地域に応用可能なグリーン購入のモデルケースとなる
環境にやさしい暮らし方の普及啓発を行う為、万博公園内にて発生する自然物廃材のリユース・リサイクル商品の開発、販売、イベントを行う。
- 地域需要・雇用の創出と活性化を生むモデルケースとなる
前項を行う人材をシニア世代と主婦層を中心に集め養成し、有償ボランティア化及びボラバイト化を進め、最終的にシニア世代と主婦層のワークシェアリングを意識した雇用を目指す。
- 事業継続性と発展性を導くモデルケースとなる
(社)関西環境開発センターと(株)グリーンメンテナンスと公益活動組織(野と森の遊び文化協会)が万博公園において協働事業を成功させることにより協働事業の先進的なモデルケースになる。
|
事業の内容(主なもの)
○リユース・リサイクル商品開発・販売
研究課の作成したデータを基に以下を開発して販売中
- 木端細工商品(木、枝、つる、ドングリなどを利用) 20種類
- 竹細工商品 3種類
- 竹炭細工商品 5種類、徳用、バラ炭、小炭、車用、浴室用等(以上2003年10月より販売開始)
- 華炭商品 ドングリ、マツボックリ(4月より販売予定)
- 竹瀝水、竹炭細工(4月より販売予定)
|
事業実施にあたって工夫したこと
- ボランティア及びスタッフが作業参加しやすいよう作業時間帯を午前10時から午後3時までと決め、交通機関の昼間割引回数券を利用できる範囲とした。
- 他組織とのパートナーシップに於いてコンセンサス作り
- 商品化については女性スタッフ主導にて進めたので、女性の商品購入者が非常に多い。
|
事業の成果
- 地域活性化、事業継続性、発展性を導くモデルケースとして
・ 当協会のスタッフ、会員、その他ボランティア養成講座の人々が多数参加した(半年間延べ980名)
・ 市民参加型商品化コンクールに200点以上の作品が寄せられた
- 公園行政が行う廃材処理コスト削減を市民の手で行うモデルケースとして
・ 企業委託してきた事業を当協会が行う事によりコストダウンにつながった。
- 他地域に応用可能なグリーン購入のモデルケースとして
・ 昨年10月より5ヶ月(冬場にも拘らず)、商品販売売上高約47万円。その内竹炭販売数1,562個(当協会売上高は約12万円)
- 市民活動団体、行政関連組織支援を行う広範囲なコミュニティ・ビジネスとして
・販売協力団体は現在10ヶ所となった。現在交渉中団体を含めると次年度4月には50ヵ所以上となる。
|
事業の課題
これ程多くの方々がボランティアで参加をし、又、予想を上回る反響だったので、当初延べ600人として60万円予算計上していた交通費が足りなくなった。又、当協会の売上げ配分率30%が20%に変更になった。売上高目標60万円が結果的に約12万円となり、大阪府よりの助成金、その他寄付金だけでは足りず、当協会の補正予算にて対応した。また、このように多くのボランティアを抱えると、みんなをコーディネイトできる専従者の必要を感じる。
|
今後の事業展開(課題解決の方策を含む)
- 有償ボランティアの待遇(優良活動者)の改善
次年度は交通費のみだけでなく昼食代支給をしたい
- 万博公園及びその他協力団体施設の利用者が季節的に増加するため販売売上げが上がる可能性が高く、量産体制の整備を検討中。
- 4月より販売予定の竹歴は希少価値のある商品である為、反響が楽しみである
- 3月よりボラバイト者を収益に応じて採用予定
- 2年後には障害者のアルバイトワークシェアリングを進める
|
| 事業の進捗状況(2003年11月) |
手作業等の労力が非常に多く時間を費やす為、またスタッフの中にシニア世代が多いこともあり、スタッフを増加することによって実務日程を何とか達成した。
万博関連組織の当事業に対する理解も日増しに高まりつつあり、常設販売店が当初のフラワーショップのみから、万博総合案内所、西出口、東出口、北出口、ホール前、日本庭園前の合計7箇所になった。
|
|