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事業の概要(2004年3月)
障害者施設の授産事業活性化の為、次の2事業を行っています。
1)販売促進事業
授産商品の中で市場性のある売れる商品を選択し、販売場所・販売ルートを開拓し一般市場への流通方式と事業性をもつ事で授産事業の収益を向上させ、障害者の工賃のアップを図っています。必要な場合は品質向上・コスト低減の技術指導も行ないます。2年間にわたる「大阪駅ギャレ」でのワゴン店舗販売の成功事例もあります。
2)障害者施設の会計事務の受託事業
施設職員の業務負担の軽減を図るため、会計事務処理を受託します。既に数施設より受託しています。 |
| 事業報告書より |
事業の背景と目的
- 授産製品を作っても、バザーしか売る場所がない、売れるものが何かわからない、売れる商品があるのか。これらを解決するために、授産製品の販売促進を行うことで、生産量の増加を図り、障害者の仕事量の増加を図る。
- 会計事務処理のアウトソーシング受託により、小規模施設の職員の負担軽減と事務効率化を図る。
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事業の内容(申請時)
- (1)一般商店街に販売場所を置くこと。
(2)製品を作るのではなく、売れる商品を作る(商品開発をする)こと。
(3)コストを下げるために安い原料を供給すること。
- 会計事務処理のアウトソーシング受託
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事業の内容(支援期間終了時)
- (1)JR大阪駅「ギャレ」にワゴン販売店舗を開設。店舗No.42「Heartful」
(2)売れる商品開発のため、技術指導者を施設に派遣。
(3)手織り用糸を開発。販売中。市価の70%で供給。
(4)事務用消耗品を市価の20%で施設へ供給〔通販企業よりのリサイクル活動の一環として資材提供をうける。〕授産会計のコストダウンの一助とする。
- 小規模施設及び平成15〜17年度に小規模施設法人認可申請をしているところを順次、訪問し、そのアウトソーシングの可能性を調査。
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事業実施にあたって工夫したこと
〔販売〕
- リサイクルマーケットの実情を調査したところ、授産品販売に適さず中止。
- 実演販売するには、場所の賃貸料が高くて中止せざるを得なかった。
- 店頭販売にあたっては、売上をアップするため、ディスプレーを10日周期で変更することで、顧客に新鮮さを与えた。(変更工数がかかるが)
- 売れ筋商品は、場所柄、20歳代の女性が顧客対象であり、これらにアピールする商品が授産製品に少なく、2月度よりはアクセサリー商品に絞り込んだ。
- 流通経路の短絡化と共同仕入れによる量的メリットのコストダウン。
- 授産製品生産の効率化を図ることと品質向上のため、糸を太く撚数を増加し、品質的にコシのしっかりした織物に品質を変更〔さおり織⇒手織り製品〕することで袋物や縫製品を市場性のある商品への開発を進めた。
〔受託〕
- 「大阪府授産事業活性化事業」の経営指導者の同行・紹介により、施設との信頼関係を築くことでスムーズな活動ができた。
- 経理事務のアウトソーシングだけでなく、法人設立立ち上げ支援の依頼が多く、今後、CB業務の一環として取り上げることとした。
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障害者が仕事に従事する上で工夫したこと
〔販売〕 接客(売り込み、レジスピードなどお客を待たせてはいけない)に慣れないために、当初、顧客よりクレームがあり、障害者には運搬や店員休憩時の応援などの裏方業務が主体とならざるを得なかった。また、一般テナントとして開店時間等のルールがあり、店頭販売員として従事するには無理があった。
〔原料〕色糸の選定にあたっては、事前に障害者の希望を募り、集約して12色を選定した。〔販売可能色と障害者の好きな色とのギャップをできるだけ少なく選定〕
〔受託〕活動後、内容の連絡確認と無事帰宅の確認に留意した。 |
事業の成果
〔販売〕
- 授産製品の中で、バザーでしか売れない商品と一般市場でも販売可能な商品の選別ができ、今後の授産事業項目の指針となった。また、場所の選定さえ間違いなければ、売れる商品がある。
- 一般市場で販売可能な授産製品は何か、バザーではなく一般市場での販売現場を数多くの他の施設職員に見てもらい、今後の授産製品の参考にした。
- 技術指導のやり方(特にファッション性)や店頭のディスプレイのやり方次第で売れる商品が生まれるし、売上も伸びることを認識した。
- 施設に、事業においてのコスト意識と販売事務処理の大切さを認識させた。
〔原料〕安価な原料(手織り用原糸)の供給が可能となり、継続的な事業となる。
〔受託〕訪問施設約50ヶ所のうち2ヶ所から法人設立立ち上げからの支援依頼があり、今後の継続事業となる。 |
事業の課題
〔販売〕
- 製品はあっても売れる商品がない。(均一性・ファッション性・価格・納期・生産量が問題)・・・施設間のネットワークを作れるかどうか。
- 売れる商品を作るための技術指導(デザイン・市場性を含む)の費用と技術者の雇用選択が問題
- 現在の授産製品では、バザーは可能でも販売事業にはならないのではないか。
- 事業としての採算性。販売経費がでない。(賃貸料・人件費・経費)
- 施設側の在庫の考え方が甘く、不良在庫・製造ロスが大きく事業採算にのらない。また、納期対応に不安があり、事業化の問題点となる。
〔原料〕
- 販売流通マージンに耐えられる価格と使用量、品質のバランス。
- 施設の中で現在の「さをり織糸」より安い手織糸の要求があり、これら施設に当事業で扱う商品のPR方法必要。「さをり織糸」とのトラブルは避けたい。
〔受託〕
- 経理事務のアウトソーシング受注には、経理事務以外の事務全般(中小企業のコンサルタントと同じ)のアウトソーシングを引き受ける覚悟が必要である。
- さらには、施設全般の経営指導をやってくれないかとの希望もあった。現在授産事業の経営指導に弊会員があたっているが、これをこのCB事業でもとりあげてくれないかとの希望。ただし、事業となるかどうか疑問である。
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障害者が仕事に従事する上での課題
- 店頭販売で障害者を理解してくれるような一般客への啓発が必要
- 障害者の個人差(障害レベル)の把握
- 授産施設として計画性のある生産体制を確立できるかどうか。
- 特殊技術(芸術的なものなど)を伸ばして自立できるような障害者の育成
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今後の事業展開(課題解決の方策を含む)
〔全般〕施設そのものの経営に問題意識を自覚している施設(特に最近の助成金の減少により、危機感をもつところが多い)の指導を行いたいが、施設がその指導に応えられるかどうか〔人材・費用・指導受け入れ態勢が問題〕
〔販売〕
- 売れる商品作りのための商品開発と技術レベルの向上(継続的な指導が必要であり、その費用が施設側で負担に耐えられるかどうか)当然、販売価格を上げられる商品を作ることを前提としても。
- 施設の事務処理能力(施設内部のコミュニケーションを含む)の改善指導。
- 納期が確保できるような生産体制の確立または、施設の生産ネットワーク作り
- 施設の事業計画・生産販売計画の作成指導
- 安価な原料の供給体制確立(在庫資金が必要であり、また、配送方法も検討必要)
〔受託〕
経理事務のアウトソーシングを事業として行うには、少数の施設数では経理ソフトの準備が費用的に無理で事業採算にのる施設数の開拓、受注が必要。
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| 事業の進捗状況(2004年2月) |
- 販売促進事業については、引き続きGARE大阪で授産製品販売店舗“Heartful"を開設中。
- アウトソーシング受託事業については、引き続き、各施設を巡回訪問し、PRに努めている。
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| 事業の進捗状況(2003年11月) |
- 販売促進事業については、現在、販売商品の選択に注力しつつ、販売ルート及び場所探しを行っている。それとともに、12月6日(土)よりGARE大阪でワゴン販売を行っている。
- アウトソーシング受託事業については、現在、各施設を巡回訪問し、PRに努めているところである。
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