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支援グループから、事業の概要や課題などについて、簡単にご報告いただきました。
■住吉区東部限定ミニコミ『生きているたより』発行事業【大阪市住吉区】
社会福祉法人 熱と光(木村雅一さん)
事業の詳細はこちら(「平成16年度CB創出支援事業」の対象事業企画)

「『障害者がやってるからこの程度でいい』にはしない」
木村雅一さん(社会福祉法人 熱と光)
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ミニコミ発行事業以外には、定員50人の知的通所施設の運営、障害者のデイサービスの事業委託、知的障害者のグループホームも運営している。身体、精神、知的の三障害の方々と一緒に歩んでいきたいと考えている。
まずはじめに、ミニコミをつくろうと考えました。読んでもらってなんぼのものなので、プロ仕様で発行しようということに。「障害者がやってるからこの程度でいい」にはしたくない。2つ目、障害者の就労支援。機会が少ない上に肉体労働が多いなど種類も限られている。でも、体を動かすのが苦手な人もいる。ならば文化的な仕事を自分たちで作ろうと考えた。3つ目、ポスティングや取材を通じて、障害者の人が地域に出るための具体化を進める。4つ目、自分たちの地域である住吉区の東部にターゲットを絞って、自分たちの目の高さのメディアをつくる。生きた情報を発信し、生きた情報が帰ってくることを目指している。5つ目、それを自分たちの仕事とすること。目標はすぐできても、やっていくのは大変。いま2人の知的障害者と2人の精神障害者で計4人のメンバーが編集にかかわっている。それに、デザイン、カメラ、編集の専門家計4人が入って作っている。現在までで3号まで出して、4号を編集中。
課題はたくさんある。地域への浸透度が足りない。名前を覚えてもらって関心を持ってもらえる内容にしなくては。2つ目、有料化。3つ目、メンバーのスキルアップ。4つ目、地域のごひいきとの関係づくり。5つ目、社会福祉法人としてもCBにかかわること。
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■自遊保育所「にんじん畑」【豊中市】
特定非営利活動法人 オリーブの園(是山康代さん)
事業の詳細はこちら(「平成16年度CB創出支援事業」の対象事業企画)

「企業マッチング、行政マッチングを駆使して立ち上げた」
是山康代さん(特定非営利活動法人 オリーブの園)
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2000年3月に起業。企業マッチング、行政マッチングを駆使して立ち上げた。高齢者福祉、女性支援を中心に活動を展開中。高齢者福祉としては、デイサービスやグループホームサービスを行っていて、認知症の方の専門ケアを得意としています。余暇教室を活用して注目を集めた。
女性支援で、子育て支援として自遊保育所「にんじん畑」をやっている。地域福祉活動プロジェクトとして「想奏」(そうそう)「地域間交流」「世代間交流」「次世代育成」をキーワードに、音楽セラピーを取り入れながら社会的課題の解決に取り組んでいる。
「オリーブの園」の「想奏」プロジェクトとして「にんじん畑」事業は位置づけられていて、保育目標は「にこにこと明るい子」「こつこつとかんがる子」「のびのびと元気な子」。「想奏」は高齢者や子どもたちなど、さまざまな人たちが世代間交流を通じてともに生きるステージを地域の中でデザインすることを提案しています。特色は、音楽療法による心の交流です。
効果は、高齢者には認知症を含めた介護予防と健康促進に貢献。子どもには、情操を育てすこやかな次世代育成に貢献。女性には自立支援や親子のかかわり方をサポートする子育て支援に貢献。そのほかさまざまな人たちには、DVを含めたあらゆる暴力や虐待の軽減に貢献している。在籍者数は100名超で、順調に伸びている。11月の延べ利用者数は219人だった。
当初の課題は、緊急保育の子が多かったこと。これは保母の力量が問われる。
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■安心・安全・快適生活を支援する「住まいみまもりたい」【大東市】
特定非営利活動法人 住まいみまもりたい(吉村悦子さん)
事業の詳細はこちら(「平成16年度CB創出支援事業」の対象事業企画)

「市民のニーズは増えているので、産官学がうまく連携すれば、地域活性も早く進むのでは」
吉村悦子さん(特定非営利活動法人 住まいみまもりたい)
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住まいに関する「悪質な点検商法」による被害が増えている。主な被害者は高齢者。「どこに頼めばよいのか分からない」「知識がない」ために断りきれずに、被害に遭うケースが増えている。しかし、ちょっとしたアイディアで快適な住まいづくりをしている人はたくさんいる。こうしたアイディアを吸い上げて、社会参画のきっかけづくりに取り組んでいる。
2004年度の事例報告。対応件数は、「住まいの診断」25件、「その他の相談」35件、「専門家紹介」71件、「セミナー開催」5回。アイディア商品の開発・販売とあるが、本日も商品を販売しているので見ていってください。
相談内容としては、例えば「瓦がずれている」「床下が湿気ている」「大変な雨漏りが起こる」と不安を募らせ、契約をさせられたというものが多い。「本当に瓦がずれているのか見てほしい」と依頼があり出向くと、ほとんどのケースがたいしたことはない。こういう場合は、クーリングオフして解決している。
先日80歳の一人暮らしのおばあさんは1600万円の被害に遭い、2年間3社に渡り工事をされて、受け取った書類は領収書しかない、という事例があった。もっと早く相談する窓口があったらよかったのにと強く感じた。何かあったら相談してくれたらうれしい。
アイディア商品開発では、大東市の「ものづくりチーム」と連携をとり、市民のアイディアを募集して形にする。今日も、いろいろ展示している。
2005年度の事業計画としては、窓口相談、専門家の紹介、セミナー開催など。また新事業としてハウスクリーニングをはじめる予定。高齢者の方で掃除したくても出来ない、介護保険適応外で出来ない、といった問題を吸い上げたい。
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■在住外国人企業家支援を目的とした多言語による広告代行サービス【大阪市北区】
株式会社 グローバルコンテンツ(岩山仁さん)
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「企業とNPOの境界はなくなりつつある」
岩山仁さん(株式会社 グローバルコンテンツ)
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私は多文化共生センターというNPOのスタッフだった。震災当時、8万人の外国人がいたが、うち2万人は日本語が分からなかった。そこでボランティアが立ち上がって、情報提供のサポートをはじめた。相談を受けているうちに、健康保険や子育てなど、震災にかかわらない普段の生活の悩み事がわかってきた。そこで恒常的に支援が必要と判断し、センターを開設。子どもの保育園をつくったり、携帯電話で多言語情報の提供をするなどいろいろな事業化を進めた。
資金繰りは大変。すでにあるNPOをつぶすわけにはいかないので、別組織「グローバルコンテンツ」をつくることにした。5年前はNPOの認知度が低く株式会社にしたが、もともとは同じ活動。これは一般にはなかなか理解されないが、活動は同じ。これはひとつのポイントで、CBはこうした面もあるということ。NPOの事業、ボランティアの事業は「いいことをやってるんだからなんとかなる」と考えていることが多いが、しっかりした事業計画を立てて、資金繰りができなければ事業は続かない。一方、企業も社会的な責任を果たして、公共に寄与する活動が求められる。そういった意味で、企業とNPOの境目がなくなりつつあるのではないかと考え、このような社会活動を提案している。
日本で起業する外国人はたくさんいるが、事業の採算を合わせるのはなかなか難しい。海外の人はすぐに移住してしまい、お客が定着しないなどの問題がある。そこで地元の人に外国人のお店にいってもらうことを考えた。最近、表面的な交流に終わっていて本当の意味で多文化共生になっていないと感じる。「共存」はしているが「共生」はしていない、つまり「住み分け」になっている。交流ができていない。
そこで顔の見える関係をつくり、生活レベルの「共生」を目指そうと、「関西多文化共生マップ」を作った。画面で「大阪」をクリックすると大阪のマップが出てくる。レストランやスクールの紹介をしていて、お店のおばちゃんの思いを紹介。「外国人の店だから怖い」といった不安感を払拭し、実際にお店に行ってもらうことに貢献。また雑貨や、スクール、料理、ラテンアメリカの文化を知ってもらえる。ぜひサイトを見て欲しい。このサイトが、多文化が共生する社会へのひとつの扉となることを目指していきたい。
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■なにわ1500年デジタル紙芝居【大阪市西区】
特定非営利活動法人 なにわ堀江1500(永原達哉さん)
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「教科書で学ばないような面白いお話をシリーズでつくりたい」
永原達哉さん(特定非営利活動法人 なにわ堀江1500) |
現在、活動2年目。西区にある堀江を中心に活動。ここ数年で急速な賑わい。月何十件と新しい店ができる、マンションが建つ、若い人が来る。一方、負の部分もある。ショッピングもいいが、堀江にはおもしろい史跡がある。これを浪速全体の文化の薫にしたいと考えた。
子どもの頃の紙芝居のアナログのよさをいかしつつ、インターネットのいい部分を利用した「デジタル紙芝居」を考案。堀江にある「大阪コミュニケーションアート専門学校」の漫画学科の学生が協力してくれた。学生たちと資料を集めてその中から漫画にしやすい作品を選んだ。
なにわには1500年の歴史があります。「しばえもん浄瑠璃を見に行く」という作品を見ていただきましょう。ストーリーの設定は、淡路島の狸が、江戸時代の道頓堀に芝居を見に行くというもの。しばえもんが浄瑠璃とは何かを教えてくれる。曽根崎心中の紹介もしている。「なにわ堀江1500」がまとめたたくさんの資料を活用して、教科書で学ばないような面白いお話をシリーズでつくりたい。またプリントアウトして家庭でアナログな楽しみも持ってほしい。
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■不登校・引きこもりの若者の脱出・就労支援
地域通貨NSの発行(1NS=1円)【高槻市】
特定非営利活動法人 ニュースタート事務局関西(水谷宏明さん)
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「CBには、就労という意味で注目。自分たちで仕事を作ろう、社会にとっていいことをしよう、働いていこうと呼びかけた」
水谷宏明さん(特定非営利活動法人 ニュースタート事務局関西) |
現在150万人のひきこもりの人がいると言われていて、その中でニートが80万人。フリーターが400万人。ニュースタートの理念は、「ひきこもりは病気ではない」「家族を開く」「ひきこもりは就労の問題」だというものです。病んでいるのは、社会の方。
ひきこもり脱出のための3つの目標。一つは友だちづくりをして対人恐怖を克服する、二つ目に親からの自立、三つ目に社会参加、これは就労のことです。活動としては、一つはレンタルパートナー。自分の部屋から出てこない若者たちを訪問して外に引っ張り出す。つぎにグループセラピー「鍋の会」では、こうして引っ張り出してきた仲間たちと少しずつ打ち解けあって、対人関係を学んでいく場になる。三つ目は共同生活寮の提供、そのほかイベントや労働体験の場の提供をしています。
農業体験では、みんないい顔をしている。CBには、就労という意味で注目。自分たちで仕事を作ろう、社会にとっていいことをしよう、働いていこうと呼びかけた。また地域通貨にも着目した。商店街では空き店舗が増え、変わりに全国展開の企業が参入し、どこの商店街も同じような街になっている。しかし地域通貨はこうした地域再生のツールになるのではないかと考えている。
そこで私たちは「高槻地域通貨NS券」を発行。地域通貨を軸とした若者の就労支援とCBの相互支援システム。循環点として「リサイクルショップふれあい」を立ち上げた。地域共生社会とは、人と人が助け合う社会、人と自然が共生できる経済、人が働き生活しやすい地域、誰もが必要とされる社会です。「スローワーク」とは、ゆっくり働くというだけではない。スピードワークというのはハードワーク、拝金主義。一方、スローは、助け合いを軸とした共生社会、持続可能な循環型社会、お金儲けのためだけではない働き方を目指している。その考えから「NPOスローワーク協会」を設立し、フェアトレード・地域通貨・スローデザインなどをコンセプトとした「カフェ・コモンズ」の開店を企画している。新しい価値観を持った面白い大人の姿を若者に見せてやろうとしています。
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■菊炭の生産と茶道体験講座の開講と菊炭クラブの結成【大阪市福島区】
特定非営利活動法人 シニア自然大学(堤正克さん)
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「菊炭職人を目指す後継者が一人生まれました!」
堤正克さん(特定非営利活動法人 シニア自然大学)
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会員は1500人。シニア自然大学では4つの活動を通して、学習と社会貢献の両立を目指す。菊炭の後継者難が新聞に掲載されているのを見て、活動を決めた。目的は3つ、「菊炭の後継者育成」「将来のエネルギー危機に備える」「スモールリーダーの育成」。4回は室内講義、4回は実習、4回は炭焼き。参加者を募集したところ、23人の応募があり、遠い人は姫路から応募があった。
能勢には本物の里山がある。能勢の名月釜で作業している写真。山に入る前には安全教育をする。くぬぎの鹿対策の写真。新芽を鹿に食べられないようにする。茶道体験、作った炭を使ってお茶をたてて表千家で実習。白炭は貴重で高い。私たちの釜から400キロから500キロ出来た。
最後に事業成果。後継者育成という面では、一人の後継者候補が生まれた。この4月から能勢に移って仕事として活動する。来年度も菊炭体験講座をやる。マスメディアでは毎日テレビで放送予定。
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■ひとづくり・ゆめづくり・ものづくり【泉佐野市】
特定非営利活動法人 さこうクラブ(満寿居亜弓さん)
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「子どもたちがものづくりに触れることによって、その楽しさを知ってほしい」
満寿居亜弓さん(特定非営利活動法人 さこうクラブ) |
子どもたちがものづくりに触れることによって、その楽しさを知って欲しい。もともとは2002年に工業高校がボランティア活動として、地域の子どもたちに柔道教室をはじめた。工業高校なので、夏休みに工作教室はできないかという声がかかり、それもスタート。ソフトテニス教室もはじめた。2004年4月に高校教育NPO育成支援を受け、NPO法人格を取得した。
事業には2本の柱がある。一つは「子どもとスポーツ教室」と「ものづくり教室」の運営。もう一つが、「産学連携のものづくり事業」。
土曜日の子どもの居場所づくりとして、スポーツを通じて健全な身体と精神を養い、高校生など年齢の違う子どもとの交流をする。高校生の子どもたちは、すごくやさしいお兄ちゃんお姉ちゃん。交流を通じて思いやりを学んでくれたらと考えている。
(写真を指して)これは柔道教室の様子で、入会の際に自分で色をつけたゼッケンをつけて練習している。これも、ものづくりの第一歩。
ものづくり教室は、電子工作や染物、自転車ライトなど、貯金箱など夏休みの宿題になるようなモノ。親御さんむけにも開催。おひなさまとかクリスマスなど季節にあわせたものづくり教室も実施する。
次に「産学連携によるものづくり事業」では、若い人たちの企業家精神を応援する。タオルが地場産業なので、だんじり祭りのスポーツタオルをつくった。高級タオルで、現物を見ていただいて、ぜひご注文を。今後はご年配の方にも教室を解放したい。
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