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■第六回(「おおさかCBネット・NEWS LETTER」第6号より)
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プロフィール:(ひやま・まさひで)大阪府立産業開発研究所調査研究部総括研究員(中小企業診断士)
中小企業の経営診断支援に携わる。起業家育成スクール等の企画運営・講師などを経験
産業支援型NPOに対する調査研究、平成15・16年度大阪府CB創出支援事業選考委員など
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コミュニティ・ビジネス(CB)には、ビジネスと、大阪言葉で言うならば「商い」という意味ある文言が入っているのだが…と、いくつものCBプランを拝見しながら首を傾げることが多かった。応募される皆さんは一生懸命にグループのミッションをプランに書き込んでおられる。「立派だ」、頭が下がる思いで一気にプランを見ていくと、パタッとビジネス・モデルのところで立ち往生されている姿が見えてくる。私はCBのビジネス・プラン(事業のしくみ)を見るようになる以前は起業家のビジネス・プランを数多く見てきた。そこでも、ビジネスをしたいとの熱意はあるのだがビジネス・モデルを今ひとつ描けていない人達にたくさん接してきた。これでは商いの町大阪の名が泣くぞと密かに思っていたのだが、CBでも同じ思いにとらわれている。
CBは「地域の困った」を助けて対価を得、収入の中から報酬その他を支払い残余の利潤を事業の向上に再投資していくことで地域に貢献していく。そして事業として継続していくことが何よりも大切だからこそ、ビジネス・モデルの確かさが重要となる。やってみてうまくいかなかったら止めれば良いとの気楽さは必要だが、ビジネス・モデルとして描くことが難しいものには充分な準備期間が必要と思う。「無理しちゃ駄目ですよ」と声を大にして言いたい。
ダメなら止めると気安く言うものの、じゃあどんな状態の時に止めると決断し、精算の方法はとなるとほとんどの人が考えていないようだ。
CBの場合は自らが居住する地域などを対象とするのだから失敗した時のダメージがコミュニティ全体に及ぶこともある。だから、CBを始める時には、ダメな時の撤収点を決めておき地域にも公開しておくことが大切になる。そして、原因も公開しておくと後に同種の問題を解決したCBの誕生もあり得ることになる。
最後に、我々団塊世代の大量退職の時期が近づいている。CBを学び活動することを期待してやまない。ビジネス・モデルの企画に会社勤めや企業経営の経験を活かしていただきたい。私も団塊の一員、ご同輩共に頑張りましょう。
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