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■第五回(「おおさかCBネット・NEWS LETTER」第5号より)
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プロフィール:(ほうはし・さとし)
近畿労働金庫 地域共生推進センター センター長
ろうきんの「NPOとの協働プログラム」の開発・推進に携わる。今回、大阪府とのタイアップで「CB創出支援融資制度」を取扱う。その他、大阪府社会起業家委員会委員、健康福祉部CB事業審査委員、神戸市ソーシャルベンチャーアワード委員など。
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巷(ちまた)あふれる創業・起業セミナー。創業に辿り着く人はもちろん、事業が軌 道に乗る人はほんの一握り。手持資金不足、資金計画の甘さ、リサーチ不足など要因
は様々です。これら要因に加えて「社会的課題への対応」と言う特色を持ったコミュ ニティ・ビジネス(CB)が一般的創業どころでない「イバラの道」となるのは言うまでもありません。
にも関わらずCBに関わる人たちの元気さは何なのだ?特に、「事業計画の味付けに 社会貢献性を上乗せしたタイプ」よりも、「社会や地域の課題や矛盾への憤り」や
「暮らしニーズの気づき」から出発し、事業を通してこれらにアプローチするタイプ には驚かされます。労金での融資相談などを通して、こんなヒントがあったのかと教
えられたり、失敗をものともせず弱点を克服する事例など、関心することが多いです ね。人を巻き込み、地域をつなぐ力は、ある意味で事業計画の精密さ以上の魅力とな
ります。CBが「イバラの道」を元気に乗り越えるには、これら「共感をマネジメン トする事業力」が不可欠だと思います。
確かに借入相談となると、手持資金準備や資金繰りなど様々なチェックが必要で、手 続きにご苦労をお願いするケース、お断りせざるを得ないケースもあります。「想
い」だけで事業が回らないのも現実で、勤労者の大切な資金を預かる労金として慎重 になる局面があるのも事実です。ただ、労金は、働く仲間の暮らしの支え合いの金融
をミッションとして、地域発の市民事業を支える資金循環を担うことをめざしていま す。実際の融資相談では、相談先と一緒に収支計画の精査を進めて融資につなげる
ケースも多く、私たち自身が事業のパワーに学びながら、更に、ビジネスマッチング など私たちの資源やネットワークを活かした幅広いサポートが展望できればと考えて
います。
もともと社会の欠陥に光をあて、変革への問いから出発するのがNPOでありCB。 「組織維持が命題」と言う罠に陥らず、資源と資源、人と人をつなぎ、事業とミッ
ションの狭間から次のエネルギーを捻り出し、課題の社会化をも展望していければ、 CBは大阪のオルタナティブな変革の担い手になり得ると私は思います。明るくしぶ
とく生き抜こう。
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